パッチ管理は、攻撃の踏み台に使われるOSやソフトウェアの脆弱性を社内から排除するのに役立つ、重要なセキュリティ対策です。最新のセキュリティパッチを適用することで、サイバー攻撃が成功する可能性を大幅に減らすことができ、これはマルウェア対策以前の重要な予防措置でもあります。
この機能はBitdefender社が存在する欧州のGDPR(EU一般データ保護規則)が施行される前、その準拠実装のために、ディスク暗号化と共に追加されました。それは脆弱性を疎かにしていた場合、ペナルティが法的にも大きなものとなったためです。
とはいえパッチ管理は、近年、運用管理者に大きな負担を強いています。それはパッチの頻度の増加により、その適用作業に頻繁に時間が割かれるだけではなく、そもそも社内のマシンで使われているソフトウェア一覧を、日々アップデートすることは困難であり、さらにそれぞれの最新の脆弱性・パッチ情報を追い続けることはもはや事実上不可能だからです。
GravityZone Patch Managementは、Windows、macOS、Linux向けに、OSおよびアプリケーションのパッチ適用ソリューションを提供しています。
管理者は定期的に実行されるパッチスキャンにより、OSの更新、インストールされているソフトウェア、およびそれらの最新のパッチ情報を追跡して、必要に応じて管理画面からリモートで適用することができます。また包括的なレポートをPDFやCSV形式で、定期的に指定されたアドレスへ送信させることで、日々の運用負担を減らすことができます。
さらにGravityZoneのパッチ管理の特徴は、マルウェア対策やリスク管理、EDRなどの各種センサーと統合されていることで、脅威が検出されたマシン上にある潜在的に危険なソフトウェアに、即座にパッチを適用させることができます。そしてこれらは別々の画面にログインすることなく、同一の管理コンソールで提供されているため、包括的にセキュリティリスクを把握することができます。
またこれはエンドポイント側もそうであり、マルウェア対策の導入済みのエージェントにアドオンする構成となっており、パッチ管理のために追加で別のエージェントが起動して重たくなることはありません。
GravityZone Patch Management は、管理者のパッチ管理を強力に支援して、途切れることのないパッチ情報の追跡のストレスと負担を軽減します。
価格例:
GravityZone Patch Management:5台1年:29,000円(税別)
注意:本製品はアドオンライセンスとなっており、お使いのBitdefender GravityZoneに追加またはセットでの購入となります。
参考(公式Youtube動画):