ランサムウェアの主役はアフィリエイターへ

 ビットディフェンダー社はサイバー犯罪に対して、各国の法執行機関と協力して潜入調査を行って、摘発を支援しています。その結果、常に新しいサイバーセキュリティの知見が、製品やそのサービスにフィードバックされています。

 ランサムウェア神話にもあるように、この犯罪を成立させている地下経済は常に変化しています。かつてのランサムウェアの首謀グループは、自分たちは開発とインフラ運営に集中し、外部の多数のアフィリエイターを雇入れ大規模なオペレーションを実行しています。

 この新しいビジネエスモデルは、これまでは不可能だった業種や企業規模に適用することができるため、ターゲットは大企業である必要はなくなりました。業種、ビジネスに精通したアフィリエイターが数週間から数ヶ月かけて社内を調査して、利益を最大限にあげることを可能にしているからです。

 アフィリエイターはよりビジネスに精通し、身代金要求額をより正確に計算することができます。払えそうな要求金額を設定しながら、さらに後日の攻撃のための戦術やツールの開発へ利益を再投資しています。

 そしてビットディフェンダーの調査では、「優秀な」アフィリエイターに対しては、収益の配分率が80-90%に達することが珍しくなくなっている、としています。